お薬手帳についてーお持ちの方はぜひご持参を

神戸市東灘区 にい歯科矯正歯科 院長の新居です。

きょうはお薬手帳についてすこし書かせていただきます。

最近、「お薬手帳をちょっと拝見させてください」「ちょっとお薬手帳を確認させていただきますね」ということがやたら多くなってきたなと思います。先日も骨粗しょう症の治療を受けていらっしゃる患者様がおみえになっていました。また、舌に大きなできものみたいなのができて痛いし見てほしいという患者様(おくすり手帳を忘れてこられました)も突然来られました。あまり全身的なことは歯科だからいらないだろうと思っていらしゃる患者さまもおられるかもしれません。

ところが実はお薬手帳をお持ちいただけるととても助かるのです。

歯科の治療は患者さまが想像していらしゃる以上に患者様の持病や服用されているくすりの影響をうけるのです。そのため歯科医としては十分におからだのことを配慮して治療の安全や治療後の経過をよくするため正しい情報がほしいと考えています。

もちろん、お薬手帳を拝見して最近は何の薬か書かれているものもよく見らますが書かれていないものもあります。大体よく拝見するお薬があり大体わかるように思っておりますが新薬も続々とでていてすぐ本またはネットで調べないといけない場合もあります。

患者様ご自身もすでにご存じの方も多いとは思いますが院外処方の場合 お薬手帳をご持参されると(例外はあるようですが)¥40やすくなると聞いています。

 とくに歯科で拝見したいのが高血圧関連、骨粗しょう症、糖尿病、喘息、ステロイド、抗がん剤治療を受けている方、胃の調子のよくない方などです。

高血圧は食事療法やお薬で血圧がコントロールできていれば基本的にはふつうに治療がうけられますので心配はありません。

しかし、たまにあんまり病院は行っていないし歯科はひさしぶりという方がおられます。そういう方が血圧を参考までに測ってくださいと測っていただきますと驚くような数字(200ごえ)が記録されることもあります。(すぐ内科・循環器科を受診することをお勧めしました)もちろんこちらも観血処置(血をみることのある治療)は控えて歯のお掃除などを行い治療に慣れてもらうことを少しだけさせていただきその日は終了します。再度しきりなおしとなります。高血圧の患者さまでお薬を飲んでいらっしゃる場合は、「血液さらさらの薬」がお薬手帳でわかります。その際、歯科医院に来院される際に 自己判断で休薬はぜったいにしないでくださいね。

糖尿病の患者さまですが 来院の際 抜歯の前など食事をひかえてこられる方がいらっしゃいますがそのようなことはされずいつもどおりでのご来院をお願いします。食事を抜かれますと低血糖発作の原因となったりすると大変ですので。また、感染もしやすいとされていますので来院回数がふえたりお薬を事前に飲んでいただいたり術後の観察を丁寧にさせていただいたりすることもありますがご協力をお願いいたします。