2026.03.06
インプラントの歯磨きの仕方とは?長持ちさせるための注意点
目次
インプラントは、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療です。見た目や噛み心地が天然歯に近い一方で、歯ぐきや骨の状態によってはトラブルが起こることもあります。違和感が出にくいまま炎症が進むケースもあるため、日々の歯磨きと継続的なケアが大切です。今回はインプラントの歯磨きの仕方と注意点を、神戸市東灘区の歯医者「にい歯科・矯正歯科」が解説します。
1. インプラントの歯磨きが重要な理由とは
インプラントは人工歯のため、むし歯にはなりませんが、周囲の歯ぐきや骨に炎症が起こることがあります。そのため、毎日の歯磨きが大切です。
①インプラント周囲炎を防ぐため
インプラントの周囲に汚れがたまると、歯ぐきに炎症が起こることがあります。これをインプラント周囲炎といい、進行するとインプラント周りの骨が減少する可能性があります。こうしたリスクを抑えるには、毎日の歯磨きで歯垢をしっかり取り除くことが欠かせません。
②自覚症状が出にくいからこそ注意が必要
初期の炎症は痛みが出にくく、気づかないうちに進行する場合があります。出血や腫れなどの変化を見逃さないためにも、日頃から丁寧な歯磨きが重要です。
③天然歯とは構造が異なるため
インプラントは天然歯とは支え方が異なるため、細菌の影響を受けやすいといわれています。そのため、日常的に清潔な状態を保つことが求められます。
④インプラントを長く使うために
インプラントは適切なケアと定期的な管理によって、長く使用できる可能性があります。毎日の歯磨きは、その維持に関わる大切な習慣といえるでしょう。
インプラントは人工物であっても、周囲の組織は天然の歯と同様に炎症を起こすことがあります。毎日の丁寧な歯磨きが、口腔内全体の健康維持につながると考えられます。
2. インプラントの正しい歯磨きの仕方
インプラントの歯磨きでは、力を入れすぎず、細かい部分まで丁寧に磨くことが大切です。天然の歯と同じように見えても構造が異なるため、意識したケアが求められます。
①歯ブラシの選び方
毛先がやわらかめで、ヘッドが小さめの歯ブラシが扱いやすい傾向があります。歯ぐきとの境目に毛先が届きやすいものを選びましょう。持ちやすさも確認すると安定して磨きやすくなります。
②磨き方の基本
歯と歯ぐきの境目に対して毛先を軽く当て、小刻みに動かしましょう。強くこすると歯ぐきを傷つけることがあるため、やさしい力で行うことが大切です。
③補助清掃用具の活用
歯と歯の間は、歯ブラシだけでは十分に汚れが取れない場合があります。デンタルフロスや歯間ブラシを併用し、隙間の汚れを除去します。歯科医師にサイズを確認するとよいでしょう。当院ではインプラント治療にはワンタフトⓇもやわらかい力でのご利用をおすすめしています。
④歯の裏側も忘れずに
見えにくい部分に汚れが残りやすいため、鏡を見ながら確認すると磨き残しを防ぎやすくなります。外側だけでなく裏側も意識して磨きましょう。
インプラントの歯磨きは、特別な道具だけでなく、正しい方法を続けることがポイントです。歯ぐきとの境目を意識した丁寧な清掃を心がけることが、状態の維持につながりやすくなります。
3. インプラントを長持ちさせるための注意点
歯磨きだけでなく、生活習慣や定期的な受診も、インプラントを長く使うためのポイントになります。日々のセルフケアと歯医者でのケアをバランスよく続けていくことが大切です。
①定期検診を受ける
定期検診では、インプラント周囲の変化の確認や、専門的なクリーニングを行うことがあります。これにより、安定した状態を保ちやすくなります。当院ではパウダーを用いたクリーニングも行っており歯間の汚れ、着色にも特に配慮しております。
②噛み合わせを確認する
インプラントに過度な力がかかると、周囲の組織に影響を及ぼすことがあります。違和感がある場合は歯科医師に相談し、必要に応じて噛み合わせの調整を早急に行います
③喫煙習慣に配慮する
喫煙は、歯ぐきの血流に影響を与えるといわれています。インプラント周囲の炎症リスクを高める可能性があるため注意が必要です。生活習慣の見直しを心がけましょう。
できましたら、習慣ですからなかなか難しいとは思いますがこれを機会に喫煙を見なおしていただくのもありかもしれません。以前の論文ではインプラントの5年生存率が90パーセントのものが80パーセントまで下がるという報告もあります。
④歯ぎしり・食いしばりに対策する
無意識の強い力は、インプラントに負担をかけやすくなります。必要に応じてマウスピースの使用を検討しましょう。マウスピースにはソフトのもの、文房具の下敷きぐらいのプラスチックの硬さのもの、カチカチの硬さのものなどもあります。最近は特に就寝時の使用が勧められる場合があります。また、マウスピースはどうもという方には自費治療にはなりますが継続敵に別の方法もしていただいている患者様もいらしゃいます。
⑤口腔内全体を整える
他の歯にむし歯や歯周病があると、口腔内環境が乱れやすくなります。インプラントだけに目を向けるのではなく、口腔内全体を整えていく視点も欠かせません。
インプラントを長持ちさせるには、毎日の歯磨きに加え、生活習慣や定期的な管理が大切です。歯科医師と連携しながら継続的にケアを行うことで、安定した状態を保ちやすくなります。
4. 神戸市東灘区の歯医者「にい歯科・矯正歯科」のインプラント治療 矯正歯科
神戸市東灘区の歯医者「にい歯科・矯正歯科」は、阪神青木駅徒歩約1分の好立地。大学で矯正学を専攻した院長を中心に、一般歯科から矯正・インプラント治療まで総合的に提供する「オールインワンの歯科治療」に力を入れています。新旧の知識や技術を融合させ、患者さまの負担を減らすことを第一に、お子さまからご高齢の方まで、地域の皆さまに愛される歯科医院を目指しています。
「痛い」「怖い」といった不安を軽減できるよう、表面麻酔薬や電動麻酔注射器などを用いた痛みに配慮した治療を徹底しています。また、矯正治療の事前処置や難症例の親知らず抜歯、歯周内科治療なども院内で一貫して対応し、患者さまが安心して治療に臨める体制を整えています。地域の内科・耳鼻科との医療連携も行い、全身の健康を視野に入れた診療を提供しています。
<にい歯科・矯正歯科の治療の特長>
- ① 矯正学専攻の院長による総合的な治療
一般歯科から矯正、インプラントまで、幅広い分野を横断した総合的な診断と治療を提供します。
- ② 痛みに配慮した治療へのこだわり
表面麻酔薬や電動麻酔注射器などを使用し、治療による痛みを限りなく抑えるよう努めています。
- ③ オールインワン対応による患者さまの負担軽減
矯正治療に必要な事前処置なども院内で行うため、患者さまが複数の医院に通う負担を軽減できます。
- ④ 顎口腔機能診断施設としての体制
特定の症例では保険適用での矯正治療にも対応できる、厚生労働省が定める施設基準を満たした体制を整えています。
東灘区で歯の健康維持・治療をご検討の方は、駅徒歩1分・平日夜8時まで診療のにい歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください。
まとめ
インプラントは天然歯と同じように見えても、歯ぐきとの境目は汚れがたまりやすい部分です。歯ブラシに加えて歯間ブラシやフロスを併用し、やさしく丁寧に磨くことがトラブル予防につながるでしょう。インプラントを長く安定して使うためには、毎日のセルフケアに加え、歯医者での定期的なチェックを続けることが大切です。インプラントの歯磨きについてお悩みの方は、神戸市東灘区の歯医者「にい歯科・矯正歯科」までお問い合わせください。
監修:新居 泰浩
略歴
- 昭和38年 徳島県生まれ
- 平成元年 国立徳島大学歯学部卒業、歯科医師免許取得
- 平成5年 国立徳島大学大学院歯学研究科(歯科矯正学専攻)修了、歯学博士を授与される
- 平成6年 日本矯正歯科学会認定医取得
- 国立徳島大学歯学部助手、病院助手として2年勤務(そのかたわら、矯正専門医で毎週末に研讃を重ねる)
- 平成7年~ 岡山県の大規模診療所にて勤務
- 平成9年11月~ 兵庫県の大規模診療所にて勤務
- 平成10年 訪問歯科診療を行なうため、ケアマネージャー(介護支援専門員)の資格を取得
- 平成29年6月 日本外傷歯学会認定医取得
- 2013年12月1日 ICOI Fellow (国際インプラント学会認定医)取得
