2026.06.16
インプラントがあるとMRIに影響する?素材の見分け方や検査時の注意点
目次
インプラント治療を受けている方の中には、MRI検査を受ける際に問題がないか心配される方もいるでしょう。MRIは強い磁場を用いる検査のため、体内の金属との関係が気になるかもしれません。実際には、インプラントの素材や撮影部位によって、検査への影響の程度が異なることがあります。事前に正しい知識を持ち、医療機関へ適切に申告することが大切です。今回は、インプラントがMRI検査に与える影響や素材の見分け方、注意点について、神戸市東灘区の歯医者「にい歯科・矯正歯科」が解説します。
1. インプラントがMRI検査に与える影響とは
インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込む治療法です。MRIは強い磁場と電波を使って体内を画像化する検査であるため、金属との関係が気になる方もいるかもしれません。まずはMRI検査との関係について解説します。
①磁場による影響
一般的なインプラントは、チタンなど磁性の少ない素材で作られているため、MRIの磁場によって動く可能性は低いとされています。ただし、体内金属の有無は必ず事前に申告しましょう。
②発熱への注意
MRIでは電波の影響により、金属周囲で温度変化が生じることがあります。通常の歯科用インプラントでは大きな発熱は起こりにくいとされていますが、検査中に違和感があればすぐに伝えることが大切です。
③画像への影響
金属がある部位の周囲では、画像がゆがんだり黒く抜けたりすることがあります。特に顔や顎周辺を撮影する場合は、診断に影響することがあります。
④事前確認の重要性
検査前の問診票でインプラントの有無を申告し、医師や放射線技師へ治療内容を伝えることが重要です。素材や装置の種類に応じて、検査方法が検討される場合があります。
インプラントがある場合でもMRI検査を受けられることがありますが、使用されている装置や撮影部位などによって対応が異なる場合があります。まずは正確な情報を共有することが大切です。
2. MRI検査の可否に関わるインプラントの素材と見分け方
インプラントと一口にいっても、使用される素材によってMRIへの影響は異なることがあります。MRI検査を受ける際には、素材の特徴を知っておくことが役立つでしょう。
①チタン製
インプラントには、チタンという金属が使用されることが一般的です。チタンは磁石に反応しにくい性質があり、MRIへの影響は比較的少ないとされています。
②チタン合金
純チタンに他の金属を少量加えた合金が使用されることもありますが、一般的にはMRI検査への影響は少ないとされています。ただし、使用される装置や撮影部位によっては確認が必要な場合があります。
③過去に使用されていた金属材料
治療を受けた時期によっては、現在とは異なる素材や製品が使用されている場合があります。特に、かなり前にインプラント治療を受けた場合は、使用されている素材を確認しておくとよいでしょう。
④素材を確認する方法
見た目だけで素材を判断することは難しいとされています。説明書や保証書、インプラントカードなどが残っている場合は、使用された製品の情報を確認できることがあります。
⑤歯科医師へ相談する
手元に資料がない場合は、インプラント治療を受けた歯医者に相談するとよいでしょう。治療記録が残っていれば、使用された素材や製品について確認できる場合があります。
インプラントの素材はMRI検査の判断に関わる要素の一つです。自己判断せず、記録や歯科医師への確認を通じて正確な情報を把握しておくことが大切です。
3. インプラント治療後にMRI検査を受ける際の注意点
インプラント治療後にMRI検査を受ける場合は、いくつかの点に注意することで検査を受けやすくなります。事前の準備が不安の軽減につながることもあります。
①必ず事前申告を行う
MRI検査前の問診では、インプラントの有無を正確に記載しましょう。申告漏れがないよう、過去の治療内容を確認しておくとよいでしょう。
②治療時期を確認する
インプラント治療を受けてから間もない場合は、治療時期や経過について医師へ伝えましょう。治療時期によっては確認が必要になることがあります。
③撮影部位による影響を知っておく
頭部や顎のMRIでは、インプラントの影響で画像が見えにくくなることがあります。影響の程度は撮影部位によって異なるとされています。
④取り外し可能な装置に注意する
マウスピースや入れ歯など、取り外せる装置は検査前に外しましょう。固定式のインプラントとは対応が異なるため注意が必要です。
⑤異常時はすぐに伝える
検査中に熱感や違和感を覚えた場合は、すぐにスタッフへ伝えましょう。我慢せず申告することで、適切な対応につながりやすくなります。
インプラント治療後でもMRI検査を受けられることがありますが、事前の情報共有と確認が欠かせません。医科と歯医者で情報を共有しながら進めることが大切です。
4. 神戸市東灘区の歯医者「にい歯科・矯正歯科」のインプラント治療 矯正歯科
神戸市東灘区の歯医者「にい歯科・矯正歯科」は、阪神青木駅徒歩約1分の好立地。大学で矯正学を専攻した院長を中心に、一般歯科から矯正・インプラント治療まで総合的に提供する「オールインワンの歯科治療」に力を入れています。新旧の知識や技術を融合させ、患者さまの負担を減らすことを第一に、お子さまからご高齢の方まで、地域の皆さまに愛される歯科医院を目指しています。
「痛い」「怖い」といった不安を軽減できるよう、表面麻酔薬や電動麻酔注射器などを用いた痛みに配慮した治療を徹底しています。また、矯正治療の事前処置や難症例の親知らず抜歯、歯周内科治療なども院内で一貫して対応し、患者さまが安心して治療に臨める体制を整えています。地域の内科・耳鼻科との医療連携も行い、全身の健康を視野に入れた診療を提供しています。
<にい歯科・矯正歯科の治療の特長>
- ① 矯正学専攻の院長による総合的な治療
一般歯科から矯正、インプラントまで、幅広い分野を横断した総合的な診断と治療を提供します。 - ② 痛みに配慮した治療へのこだわり
表面麻酔薬や電動麻酔注射器などを使用し、治療による痛みを限りなく抑えるよう努めています。 - ③ オールインワン対応による患者さまの負担軽減
矯正治療に必要な事前処置なども院内で行うため、患者さまが複数の医院に通う負担を軽減できます。 - ④ 顎口腔機能診断施設としての体制
特定の症例では保険適用での矯正治療にも対応できる、厚生労働省の定める厳しい施設基準を満たしています。
東灘区で歯の健康維持・治療をご検討の方は、駅徒歩1分・平日夜8時まで診療のにい歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください。
まとめ
インプラントがある場合でもMRI検査を受けられることがありますが、素材や構造、撮影部位によっては画像に影響が生じたり、事前の確認が必要になったりする場合があります。そのため、検査前にはインプラントの有無や治療時期を正確に申告することが大切です。インプラント治療についてお悩みの方は、神戸市東灘区の歯医者「にい歯科・矯正歯科」までお問い合わせください。
監修:新居 泰浩
略歴
- 昭和38年 徳島県生まれ
- 平成元年 国立徳島大学歯学部卒業、歯科医師免許取得
- 平成5年 国立徳島大学大学院歯学研究科(歯科矯正学専攻)修了、歯学博士を授与される
- 平成6年 日本矯正歯科学会認定医取得
- 国立徳島大学歯学部助手、病院助手として2年勤務(そのかたわら、矯正専門医で毎週末に研讃を重ねる)
- 平成7年~ 岡山県の大規模診療所にて勤務
- 平成9年11月~ 兵庫県の大規模診療所にて勤務
- 平成10年 訪問歯科診療を行なうため、ケアマネージャー(介護支援専門員)の資格を取得
- 平成29年6月 日本外傷歯学会認定医取得
- 2013年12月1日 ICOI Fellow (国際インプラント学会認定医)取得
