2026.06.05
矯正中の歯磨きは難しい?きれいに磨くコツと知っておきたい注意点
矯正治療を始めてから、「歯磨きがうまくできているか不安」「磨き残しが増えた気がする」と感じる方は少なくありません。矯正装置が付くことで、口腔内の環境が変化し、これまで通りの歯磨きでは汚れが残りやすくなる場合があります。むし歯や歯ぐきのトラブルを防ぐためには、矯正装置に合わせた磨き方の工夫が大切です。今回は、矯正中の歯磨きが難しいと感じる理由と、きれいに磨くためのコツや注意点について、神戸市東灘区の歯医者「にい歯科・矯正歯科」が解説します。
1. 矯正中の歯磨きが難しいと感じる理由
矯正装置が付くと、これまで通りの歯磨きでは汚れを落としきれないことがあります。まずは磨きにくくなる理由を理解することが大切です。
①装置の周囲に汚れがたまりやすい
ワイヤーやブラケット(歯の表面に装着する小さな矯正装置)などの装置は細かな凹凸が多く、食べかすや歯垢が付着しやすい構造です。歯と装置の境目にも汚れが残りやすく、通常の歯ブラシだけでは十分に届かないことがあります。
②歯ブラシが届きにくい部位が増える
装置が邪魔になり、毛先を歯面に正しく当てにくくなります。特にブラケット周囲やワイヤーの下は磨きづらく、意識しないと磨き残しが生じやすくなります。
③歯ぐきが敏感になりやすい
矯正中は歯が動く過程で歯ぐきが敏感になりやすく、磨くと出血することもあります。そのため十分に磨けず、結果的に歯垢がたまりやすくなることがあります。
④食べ物が挟まりやすい
繊維質の野菜や細かい食材が装置に絡みやすく、食後に残りやすい傾向があります。見えにくい部分に残ることで、口臭やむし歯の原因になることがあります。
⑤歯磨きが負担になりやすい
丁寧に磨こうとすると時間がかかり、毎食後のケアが負担になる場合もあります。結果として自己流で済ませてしまい、十分に磨けないこともあります。
矯正中は装置の影響によって磨きにくい部位が増え、普段以上に丁寧なケアが求められます。むし歯や歯ぐきのトラブルを防ぐためにも、矯正装置に合わせた磨き方を意識していくことが大切です。
2. 矯正中の歯磨きのコツ
矯正中でも、ポイントを押さえることで汚れを落としやすくなります。日々のケアに取り入れたい工夫を確認しましょう。
①歯ブラシを小刻みに動かす
大きく動かすのではなく、毛先を装置周囲に当てて小刻みに振動させるように磨きましょう。ブラケットの上・下・間と位置を分けて当てることが大切です。
②ワイヤーの下を意識して磨く
ワイヤーの下は特に汚れが残りやすい部分です。歯ブラシを斜めに入れ、毛先が歯に当たるよう角度を調整しながら丁寧に動かします。
③補助用具を使い分ける
歯間ブラシやタフトブラシ(毛束が小さいブラシ)を使うことで、細かな部分にも届きやすくなります。通常の歯ブラシだけに頼らず、部位に応じて使い分けるとよいでしょう。
④鏡を見ながら確認する
鏡を見ながら磨くことで、装置周囲の磨き残しに気づきやすくなります。明るい場所で、歯の表面と装置の境目を意識して確認しましょう。
⑤就寝前は丁寧に磨く
就寝中は唾液の分泌が減り、むし歯のリスクが高まりやすくなります。夜は時間をかけて磨き、必要に応じてフッ素入り歯磨き剤を活用することも検討しましょう。
矯正中の歯磨きは、磨き方や道具を工夫することが重要です。日々のケアを丁寧に続けることで、むし歯や歯ぐきのトラブル予防につながりやすくなります。
3. 矯正中の歯磨きで意識したい注意点
正しく磨いているつもりでも、思わぬトラブルにつながることがあります。矯正中ならではの注意点を押さえておきましょう。
①力を入れすぎない
装置周囲を気にするあまり強く磨くと、歯ぐきが傷ついたり、歯の表面が摩耗したりすることがあります。毛先が広がらない程度の力で磨くことがポイントです。
②装置の破損に注意する
強い力で磨くと、歯ブラシが装置に引っかかり、ブラケットが外れる場合があります。違和感がある際は自己判断せず、歯医者で確認を受けることが大切です。
③磨き残しによる白濁に注意する
歯垢が長期間付着すると、歯の表面が白く濁ることがあります。初期のむし歯のサインと考えられており、矯正治療後に目立つこともあるため注意が必要です。
④定期的に状態を確認してもらう
矯正治療中は調整のために通院しますが、その際に歯磨きの状態も確認してもらいましょう。磨き方の指導を受けることで、改善につながることがあります。
⑤自己流に頼りすぎない
インターネットの情報だけで判断せず、歯科医師や歯科衛生士の助言を参考にしましょう。口腔内の状態は人それぞれ異なるため、個別の指導が参考になることがあります。
矯正中は装置の管理と口腔内の清潔維持を両立することが大切です。正しい知識を取り入れながら、日々のケアを継続していきましょう。
4. 神戸市東灘区の歯医者「にい歯科・矯正歯科」の矯正について
神戸市東灘区の歯医者「にい歯科・矯正歯科」は、阪神青木駅徒歩約1分の好立地。大学で矯正学を専攻した院長を中心に、一般歯科から矯正・インプラント治療まで総合的に提供する「オールインワンの歯科治療」に力を入れています。新旧の知識や技術を融合させ、患者さまの負担を減らすことを第一に、お子さまからご高齢の方まで、地域の皆さまに愛される歯医者を目指しています。
「痛い」「怖い」といった不安を軽減できるよう、表面麻酔薬や電動麻酔注射器などを用いた痛みに配慮した治療を徹底しています。また、矯正治療の事前処置や難症例の親知らず抜歯、歯周内科治療なども院内で一貫して対応し、患者さまが安心して治療に臨める体制を整えています。地域の内科・耳鼻科との医療連携も行い、全身の健康を視野に入れた診療を提供しています。
<にい歯科・矯正歯科の治療の特長>
- ① 矯正学専攻の院長による総合的な治療
一般歯科から矯正、インプラントまで、幅広い分野を横断した総合的な診断と治療を提供します。 - ② 痛みに配慮した治療へのこだわり
表面麻酔薬や電動麻酔注射器などを使用し、治療による痛みを限りなく抑えるよう努めています。 - ③ オールインワン対応による患者さまの負担軽減
矯正治療に必要な事前処置なども院内で行うため、患者さまが複数の医院に通う負担を軽減できます。 - ④ 顎口腔機能診断施設としての体制
特定の症例では保険適用での矯正治療にも対応できる、厚生労働省の定める厳しい施設基準を満たしています。
東灘区で歯の健康維持・治療をご検討の方は、駅徒歩1分・平日夜8時まで診療のにい歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください。
まとめ
矯正中の歯磨きは、装置による凹凸や磨きにくい部位が増えるため、普段より難しくなることがあります。しかし、歯ブラシの当て方を工夫し、歯間ブラシやタフトブラシなどの補助用具を活用することで、むし歯や歯ぐきのトラブル予防が期待できます。毎日の丁寧なケアと定期的なチェックを心がけましょう。矯正治療についてお悩みの方は、神戸市東灘区の歯医者「にい歯科・矯正歯科」までお問い合わせください。
監修:新居 泰浩
略歴
- 昭和38年 徳島県生まれ
- 平成元年 国立徳島大学歯学部卒業、歯科医師免許取得
- 平成5年 国立徳島大学大学院歯学研究科(歯科矯正学専攻)修了、歯学博士を授与される
- 平成6年 日本矯正歯科学会認定医取得
- 国立徳島大学歯学部助手、病院助手として2年勤務(そのかたわら、矯正専門医で毎週末に研讃を重ねる)
- 平成7年~ 岡山県の大規模診療所にて勤務
- 平成9年11月~ 兵庫県の大規模診療所にて勤務
- 平成10年 訪問歯科診療を行なうため、ケアマネージャー(介護支援専門員)の資格を取得
- 平成29年6月 日本外傷歯学会認定医取得
- 2013年12月1日 ICOI Fellow (国際インプラント学会認定医)取得
