2026.07.01
歯ぎしりによるインプラントへの影響とは?ダメージや対処法を解説
目次
インプラントは失った歯を補う治療法ですが、歯ぎしりの習慣がある場合には注意が必要です。無意識のうちに加わる強い力によって、インプラントや周囲の骨、歯ぐきに負担がかかることがあります。特にインプラントは天然歯とは構造が異なるため、歯ぎしりの影響を受けやすい場合もあります。今回は、歯ぎしりによるインプラントへのダメージや対処法について、神戸市東灘区の歯医者 にい歯科・矯正歯科が解説します。
1. インプラントと歯ぎしりの関係
インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に被せ物を装着する治療です。歯ぎしりによる影響を理解するためには、インプラントの構造や歯ぎしりの特徴を知っておくことが大切です。
①天然歯との構造の違い
天然歯には歯と骨の間に「歯根膜」というクッションの役割を果たす組織があります。一方、インプラントには歯根膜がなく、骨と直接結合しています。そのため、衝撃が分散されにくい特徴があります。
②歯ぎしりでかかる力の大きさ
歯ぎしりは睡眠中に起こることが多く、自分では気付きにくいものです。強い力が長時間加わることがあり、通常の食事より大きな負担がかかる場合があります。
③無意識に続く習慣
歯ぎしりはストレスや噛み合わせの乱れなどが関係すると考えられています。無意識に繰り返されるため、インプラントにも継続的な力が加わる可能性があります。
④噛み合わせへの影響
歯ぎしりが続くと、噛み合わせが変化することがあります。インプラント部分だけでなく、周囲の歯とのバランスに影響が及ぶ場合もあります。
⑤早期発見の重要性
歯ぎしりの自覚がない方も多いため、歯科医師による定期的な確認が重要です。被せ物の摩耗や緩みなどの変化から気付くこともあります。 インプラントは天然歯と構造が異なるため、歯ぎしりの力が伝わりやすい特徴があります。負担を軽減するためにも、定期的な確認を継続することが大切です。
2. 歯ぎしりによってインプラントが受けるダメージとは
歯ぎしりは一時的な問題ではなく、長期的な影響を及ぼすことがあります。インプラントにはどのようなダメージが考えられるのか確認しておきましょう。
①被せ物の破損や摩耗
強い力が繰り返し加わることで、被せ物が欠けたりすり減ったりすることがあります。素材によっては修理や再製作が必要になる場合もあります。
②ネジや連結部分の緩み
人工歯根と被せ物をつなぐネジ部分が緩むことがあります。違和感やぐらつきを覚えた場合は、早めの受診が大切です。
③周囲の骨への負担
強い力が続くと、インプラントを支える骨に負担がかかりやすくなります。骨の状態が変化すると、安定性に影響する可能性があります。
④インプラント周囲炎のリスク
過度な力によって歯ぐきに負担がかかることがあります。清掃が不十分な場合は、細菌感染によるインプラント周囲炎につながることもあります。
⑤噛み合わせの乱れ
歯ぎしりによって噛み合わせが変化すると、特定の部分に負担が集中することがあります。その結果、他の歯や顎関節に影響が及ぶ場合もあります。 歯ぎしりがインプラントに与える影響は、被せ物だけでなく骨や歯ぐき、噛み合わせにも及ぶことがあります。症状がなくても定期的に状態を確認し、適切に管理することが重要です。
3. 歯ぎしりからインプラントを守るための対処法
歯ぎしりがある場合でも、適切な対策を行うことでインプラントへの負担を軽減できる可能性があります。ここでは、日常生活で継続しやすい方法を解説します。
①マウスピースの使用
就寝時に装着するマウスピースには、歯ぎしりの力を分散させる役割が期待できます。継続して使用することで、過度な負担がかかることを防ぎやすくなります。
②定期的な噛み合わせの確認
治療終了後も、噛み合わせは少しずつ変化することがあります。定期検診で調整を行うことで、特定の部位への負担を軽減しやすくなります。
③ストレスへの配慮
歯ぎしりは精神的な緊張と関係することがあります。生活習慣の見直しや十分な休息、リラックスできる時間の確保も大切です。
④日常的なセルフケア
インプラント周囲を清潔に保つことは、炎症予防につながるとされています。歯ブラシに加え、補助清掃用具を活用することも有効です。
⑤異変を感じたら早めに受診
被せ物の違和感や歯ぐきの腫れ、出血などがあれば、早めに歯医者へ相談しましょう。早期対応によって負担の拡大を防ぎやすくなります。
⑥①のマウスピースがどうしても続けられない場合には?
マウスピースは歯ぎしりによるインプラントを少しでも長持ちさせる予防手段です。 しかしなかなかめんどうで続かないという方にはボトックスという手段があります。 半年に1回程度 顔の咬筋という筋肉に注射をうつことになりますが効果は抜群です。 当院では数字で咬合圧を測定する、または筋電図計を使用することによりボトックスの効果をモニターしております。 歯ぎしりへの対策は一つではなく、マウスピースの使用や生活習慣の見直し、定期的な管理を組み合わせて継続することが大切です。
4. 神戸市東灘区の歯医者「にい歯科・矯正歯科」のインプラント治療 矯正歯科
神戸市東灘区の歯医者「にい歯科・矯正歯科」は、阪神青木駅徒歩約1分の好立地。大学で矯正学を専攻した院長を中心に、一般歯科から矯正・インプラント治療まで総合的に提供する「オールインワンの歯科治療」に力を入れています。新旧の知識や技術を融合させ、患者さまの負担を減らすことを第一に、お子さまからご高齢の方まで、地域の皆さまに愛される歯医者を目指しています。
「痛い」「怖い」といった不安を軽減できるよう、表面麻酔薬や電動麻酔注射器などを用いた痛みに配慮した治療を徹底しています。また、矯正治療の事前処置や難症例の親知らず抜歯、歯周内科治療なども院内で一貫して対応し、患者さまが安心して治療に臨める体制を整えています。地域の内科・耳鼻科との医療連携も行い、全身の健康を視野に入れた診療を提供しています。
<にい歯科・矯正歯科の治療の特長>
- ① 矯正学専攻の院長による総合的な治療
一般歯科から矯正、インプラントまで、幅広い分野を横断した総合的な診断と治療を提供します。 - ② 痛みに配慮した治療へのこだわり
表面麻酔薬や電動麻酔注射器などを使用し、治療による痛みを限りなく抑えるよう努めています。 - ③ オールインワン対応による患者さまの負担軽減
矯正治療に必要な事前処置なども院内で行うため、患者さまが複数の医院に通う負担を軽減できます。 - ④ 顎口腔機能診断施設としての体制
特定の症例では保険適用での矯正治療にも対応できる、厚生労働省が定める施設基準を満たした体制を整えています。
東灘区で歯の健康維持・治療をご検討の方は、駅徒歩1分・平日夜8時まで診療のにい歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください。
まとめ
歯ぎしりはインプラントに継続的な力を加え、被せ物や周囲の骨、歯ぐきに影響を及ぼすことがあります。しかし、マウスピースの使用や噛み合わせの確認、日常的なセルフケアを継続することで、負担の軽減につながる可能性があります。気になる変化や違和感がある場合は、早めに歯医者へ相談することが大切です。インプラント治療についてお悩みの方は、神戸市東灘区の歯医者 にい歯科・矯正歯科までお問い合わせください。
監修:新居 泰浩
略歴
- 昭和38年 徳島県生まれ
- 平成元年 国立徳島大学歯学部卒業、歯科医師免許取得
- 平成5年 国立徳島大学大学院歯学研究科(歯科矯正学専攻)修了、歯学博士を授与される
- 平成6年 日本矯正歯科学会認定医取得
- 国立徳島大学歯学部助手、病院助手として2年勤務(そのかたわら、矯正専門医で毎週末に研讃を重ねる)
- 平成7年~ 岡山県の大規模診療所にて勤務
- 平成9年11月~ 兵庫県の大規模診療所にて勤務
- 平成10年 訪問歯科診療を行なうため、ケアマネージャー(介護支援専門員)の資格を取得
- 平成29年6月 日本外傷歯学会認定医取得
- 2013年12月1日 ICOI Fellow (国際インプラント学会認定医)取得
